伝書如件



天文元辰八月 日
天下泰平獅子
  祖家本姓伝所
山崎角太夫
武州多摩郡三田領小留浦 村木氏江伝之
一 此書先祖山崎氏より伝申候処、此度御望ニ付、写シ伝ヘ申候、以上
  天明元辛丑七月 日 武州多摩郡三田領氷川庄
          小留浦村 村木氏
同国同郡檜原沢又村 木原氏伝之
一 此書先祖村木氏より伝申候処、此度御望ニ付、写シ伝ヘ申候、以上
  寛政元酉年三月 日 武州多摩郡檜原郷沢又村
          木原氏


来由書にはこのように記されています。


藤倉の獅子舞の沿革

藤倉の獅子舞は現地に伝存されている獅子舞由書によると、武州多摩郡三田領小留浦村の村木氏が伝えていた獅子舞を、 天明元年(1781年)沢又村木原氏に伝えたとある。 旧沢又村は現在の檜原村藤倉(藤倉・倉掛地区)で、ここの獅子舞はテンポのゆっくりしたもので古風である。 現在導き(棒使い)が欠けているが、その他はほぼ古来のまま伝承されている。祭礼は9月の第2土曜日。
また、藤倉の獅子舞は奥多摩町小留浦から伝承され、藤倉から檜原村数馬、日の出町玉の内、昭島市宮沢、 その他各地へ伝授されていて由緒ある獅子舞と思われる。


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